龍興寺清水について
弊社で仕込む酒は長野県下高井郡木島平村内山地区にある龍興寺清水(環境省選定 平成の名水百選)を使用しています。
内山地区の公民館脇にあります。湧水量は1日1,223トン(平成の名水百選のホームページによる)で、日によっては水面に気泡が立つこともあります。
看板中の治承年間は1177年から1181年、正応年間は1289年です。
連日、多くの人が龍興寺清水の名水を汲みに訪れています。軽トラの荷台や乗用車のトランクにポリタンクなどをたくさん積んで汲んでいかれます。決して交通の便が良い場所ではありませんが、それだけの価値があるということでしょう。
以前もご紹介しました通り、弊社でも仕込の最盛期には毎日のように(多い日には複数回)、龍興寺清水を汲みにローリー車を走らせています。
日本酒は原酒の段階(アルコール度数約20%)でも、80%が水です。日本酒の味を決める要素は様々ありますが、少なくとも量の面からは水が最大のものです。また、醸造の各段階においても水の果たす役割(水に含まれる成分によって酵母の活発度が変わる等)は大きく、良い酒造りには良い水が欠かせません。
「龍興寺清水にしてからは明らかに味が変わった」(弊社社長談)と言うように、これからも弊社の酒造りには龍興寺清水が欠かせないのは間違いありません。また、その名水に見合った酒造りにも若き杜氏が精進を続けていきます。
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◆木島平村
2016/03/25
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